アラサーバイ♂らむきーブログ

らむきー と申します。バイセクシュアルです。男の人も女の人も好き、ただどちらかと言うと男の人の方が好き。という 人間です。大阪在住。

サンドイッチを作って本読んで

今日は休み。
昨日は仕事帰りにコープで買ってきたライ麦食パンとツナパックを使い、朝からサンドイッチ作り。


レンジで作った炒り卵と
ツナマヨ、レタスの3種類。

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塩コショウ振りまかしすぎてしょっぱい!!!
でもいいや、食べるのは自分だけ。
失敗しても笑えます。
塩分摂りすぎたので、解毒として水をがぶ飲み。
最近ハマってる 万能茶 というお茶も飲み飲み。

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このお茶飲んでから肌の調子がめちゃんこ良いのです。
ツルツル。
ニキビできやすい肌質やけど全然出来やん。1週間何も無いとか奇跡的です自分の中では!!
朝、ケトルで沸かしたお湯を水筒に入れて、煮出します。
減ったらお湯や水を継ぎ足して、晩までひたすら飲む!
1リットルくらいはこのお茶飲んでます😌


そして、まったり本読み。



乱暴と待機/本谷有希子
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テンポのいい文体。戯曲家が文章を書くと言葉がこんなにリズミカルになるんだなぁ。

同じ家に住む男と女。
2人は恋人同士ではなく、兄弟 と言っているが血縁関係はない。
2人を繋ぐのは、復讐する・される という関係性だ。
一般的に復讐というと、相手を一方的に憎み、危害を加えようと画策するネガティブに満ちた感情を指すが、この2人の間の復讐はそれと大きく異なる。

女はセンシティブで、相手の感情の裏を考えすぎてしまい自己を犠牲にしてばかり。
そんな彼女が己の感情を爆発され、ゴミ箱を頭に打ち付けて大暴れする終盤のワンシーンが印象に残っている。

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文中でハッとした表現。
写真も載せたが、

「永遠の愛は疑ってしまうが、永遠の憎しみなら信じられる。愛の理由が進行形(もしくは未来)だとしても、憎しみの原因は過去に存在すればいい。」

これには痺れた。
ハハァ、上手い👏
上手いぞこのたとえ。

まさにその通りだな。
君をずっと愛するよ、よりも、
お前をずっと憎んでやる。
の方が、鬼気迫る感じがあるしなんだか未来永劫ずーーっと憎まれそうな気がする。
ってかそれ、自分が父に抱いている感情と同じじゃないか。
父は許さない。幼少期から虐待を受けたその傷は全然癒えてない。20年経っても後遺症に苦しんでいる。
アイツさえいなければ、、、と今でもバリバリ考える。
父のことを死ぬまで憎み続ける自信がある。
だから自分も、この本を読んでいると腑に落ちたものを感じていたのかもしれない。
私と父との過去の出来事は絶対に消えない。その過去を挽回させるべく、復讐してやる、と私は燃えている。(別に殴るとか殺すほどではないけど。彼が高齢になって身体不自由になっても世話一切を放棄する とか。もう彼の人生に関わりたくないッ!!)

長くなってしまったが、
簡潔に言うと、
愛より憎しみの方が信じられる。
女は、男に復讐されるのを待っている。女はその機会が訪れるまで、自主的に、同じ家に住んでいる。
この2人の異質な関係性が初めは超絶へんてこりんに思えたが、自分のバックグラウンドを省みてみると、他人事とは思えなくなってきたから、物語とは不思議なものだと思った。

少々ぶっ飛んでるけど、読んでよかったデス!!