アラサーバイ♂らむきーブログ

らむきー と申します。バイセクシュアルです。男の人も女の人も好き、ただどちらかと言うと男の人の方が好き。という 人間です。大阪在住。

初対面の人と山登り

彼とのデートをドタキャンした前日も休みで、続けて2連休だった。

実はその日、とある人と会うことになっていた。

相手は外国人。ヨーロッパ出身の方で、関西で仕事をしているとのこと。
8月にマッチングアプリで知り合い、ポツポツとチャットをしていたのたが、相手の多忙と帰国を挟み、2ヶ月超を経てやっと会うことに、

彼は散歩が大好きで、自然がたくさんある京都を愛しているとのこと。

自分も田舎生まれで、自然大好き人間であるので、そうなればハイキングだーっ!

ということで、京都市の嵐山の北方にある山へ行ってきた。

駅で待ち合わせ。
身長の高さにびっくり。 そして爽やかな笑顔、ニコニコの威力に早速タジタジ・・・。

彼は日本語があまり自信が無いようで、しょっちゅうスマホの翻訳アプリを叩いていた。
私たちは日本語、英語、たまにヨーロッパ言語で話していた。(子供の頃に家族でヨーロッパ旅行をしたことがあり、その時叩き込んだ言語を少し覚えていたため)

電車に相席になった女子に笑顔で微笑む彼。
そんな人、久しぶりに見た。
素直に、はぁ素敵やなぁと思った。

嵐山に着き、バスに乗り換え山麓へ。


紅葉が早くも始まっていた。
彼は始終「oh,beautiful! So nice! 」

と感嘆の声を上げていた。
ヨーロッパ人は散歩が非常に好きなようである。彼も例に漏れず、川の流れる音に耳を傾け、手を広げて空気の冷たさを諸共せず、楽しそうにニコニコしていた。

ちなみに、いまの恋人は自然がそれほど好きではないようで、こう言った何も無いところへ行くのを誘うと嫌な顔をする。
山登りなんて疲れるから絶対嫌なようである。

この対比がね・・・。


山を登ること2時間、山中にあるお寺に寄り、更に登り山頂へ。
924m、往路だけで足がプルプルしてしまった。

頂上にはベンチが多数あり、私たちはそこに腰を下ろして麓で買い込んだおにぎりを食べた。

自分はインスタントのコーヒーと紙コップ、沸かした湯を魔法瓶に入れて持参。
彼が好きだと言っていたブラックのコーヒーを入れると、大変喜んでくれていた。 家で皮を剥いてきた柿を出すと大興奮(笑)
こんなことしてくれるなんて、君のheartは素晴らしいね、と直接的な言葉に自分はキュンキュン。
やっぱり、気持ちをストレートな言葉で言ってくれるのは嬉しい。

ご飯を食べたあと、下界の景色を見ながら下山。
途中、見晴らしのいい場所があり、日差しも暖かいため、大きな岩に背中を凭れかけおしゃべり。

彼は、 あなたはどう思う?
とよく聞いてきた。
何に対しても相手の意見が聞きたいようだ。

いまの恋人はそう言った具体的な会話を避ける傾向にある。
あなたはどう思う?と聞いても、 「え?別にどうでもいい」とすぐ逸らす。はぐらかす。
そんな逃げの態度が嫌で、彼と建設的な未来の会話をする気持ちが失せてきている。

彼は山を登るとき、明らかに汗だくでしんどそうなのに、

「Up up up!!!
Still climbing!」

と常にポジティブな様子だった。
弱音を吐かず、辛ささえも楽しむ姿はとても魅力的だった。
同時に、少し彼に惹かれていた。

山を降り、嵐山の中心部に来るとそこは大変な人人人!
ごった返す景観こそ嵐山らしいのだが、まずは自分のオススメのコロッケ屋へ。
そこのメンチカツが美味しかったらしく、味見で食べた彼は大興奮していた。

「いい店を教えてくれてありがとう!!」
と何度も言っていた。

嵐山では 桜の花塩漬けと金木犀の香水も買った。

桜はかなりしょっぱいが、おにぎりに入れるととても美味しいのだ。

舞妓さんの香水は、ストックが切れてしまい買いたいと思っていた品。
金木犀、ほんまに天然の香り。
花の季節は終わっても、これがあればいつでもあの芳しい香りを楽しめる。
自分は特に、夜は枕に数滴振りかけアロマのように使っている。


そして夜は市内の洋食屋へ。
自分の行きつけの店だが、彼は美味しいと喜んでくれた。
そしてまったりおしゃべり。
ヨーロッパ人は相手と会話をする時、アイコンタクトを非常に重視する。ずーっと見つめているのにいやらしくない、そんな自然さが心地いい。

揺らしてもプルプルしない、、めちゃくちゃ硬いプリン。

メインと共に注文すると400→300円になる。
これはかなり好みの味。
カラメルソースもかなりビター。
しかもコーヒーのような味がする。
隠れた名物かもしれない・・・!

そんなこんなで朝から夜まで12時間くらい一緒にいて、まさに time flies だった。
彼は別れ際、 「とてもリラックスできたよ」
と言って笑顔を向けてくれた。

こちらこそ!と自分も同じ気持ちだった。
初対面でこんなに長く人と過ごしたことも、山登りしたことも、初めてで非常にいい経験になった。
忙しい中、会ってくれた彼には大変感謝している。
そして、また会えることを期待している。

年齢は一回り近く離れているけど、若々しく元気でタフな彼をもっと知りたいと思った。
冷めていた気持ちが再燃しそうな感じだ。
そして彼との会話を楽しむため、デートで使える英語表現を学び始める自分であった🤣単純