近鉄乗り放題きっぷ旅 その1
3月になり、少しずつ暖かくなってきている。
やさしい風が吹き抜け、表情も心持ち緩んでしまうような穏やかな日々。
梅があちこちで咲き始めているという知らせを耳にし、久々に一人旅を決行した。
お供は、近鉄乗り放題きっぷ。
これは物凄い代物だ。
使用前日までに購入する必要があるが、連続する3日間まるまる使える上に、愛知から大阪、京都、奈良、三重を結ぶ近鉄全線の鈍行が乗り放題。それに加えて特急の指定席分(ひのとりは特別料金も必要)を払えば、近鉄特急も乗れてしまう。
そして、驚くべきは値段。
なんと3,000円だ。
信じられない! 安すぎる!
なぜなら、 大阪のなんば駅から三重県の津駅まで行くとしたら、 鈍行で2時半強、片道1,800円で往復すると4000円近くかかる。
しかしこの乗り放題きっぷは、その区間往復だけで元が取れてしまう。
これがあと2日間も使用可能だなんて、近鉄すごいよ😎💪💪💪
ということで、
行ってきた。
連続する3日間のうち、初日は奈良へ。
前の職場の先輩(母より年上の主婦さん)と奈良公園や神社仏閣巡りだ。
自分はサンドイッチ、彼女はおにぎらずを作って持参。
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鹿がたくさん!
奈良公園は近鉄奈良駅から結構歩くのだが、道中に鹿の大群が溢れているのと、数々の神社仏閣が散らばっているので全然飽きない。
若草山は冬季閉山中のため入れず。
門の前に座り、昼ごはんを食べる。
彼女が拵えたおにぎらずが美味しい!美味しいよー!と騒いでいると、匂いに釣られたのか鹿たちも近寄ってくる。
恐らく日本で鹿とこんなに接近して食事ができるのは奈良だけ・・・かも!?
鹿は本来臆病な生き物らしいが、奈良の鹿は鹿せんべいを客から与えられ慣れてるためか、グイグイ接近してくる。
カバンに頭を突っ込み餌を探そうとしたため、うちわで威嚇し追い払う。笑
ポーズ。
久々のツーショット。
ホンマにええ天気で行楽日和。
平日の奈良公園は人が少なく、2人外でコーヒーを飲んだり、煎餅を齧ったり、リラックスしすぎるくらいだらけて話していた。
「私たち、頑張らないといけないよね。」
彼女は転職を考えているらしい。
介護の仕事って、施設がたくさんあるし給料もピンキリ。
自分に合うところなんて、入ってからやっと分かるものだから、仕事辞めるのって勇気いるねん、とか、 年やから、とか。
話題は尽きないが、彼女は利用者さん目線に立った介護ができる人だから、これからも多くの高齢者たちの笑顔を生み出せるはず。
自分も今月末に国試の結果が分かる。
それに応じて仕事も決めようと思っている。
受かっててほしいなァ。
青空ティータイムのあとは、お寺巡り。
付近は世界遺産がいっぱいだ。
まずは春日大社。
ここは藤が有名。
5月かな。ブドウのような下へ垂れる紫色の花が境内で見られるのだが、今はまだ冬眠中(笑)
釣燈籠が外にたくさん吊られていた。
このタイプの燈籠、たまに見かけるが春日大社のはシルエットがシャープで色合いも美しい。ライトアップされるときは壮観だろうなぁ。
東大寺で大仏さまを見上げる。
本当にデッカイ!
昔の人はクレーンなしでこんなでかいものをどうやって作ったんだろうと、2人で太古の昔に思いをめぐらす。
小学生の時に来た時も同じことを考えてたなぁ。
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二月堂の高台からの景色もまた美しかった。
五重の塔が夕暮れに照らされ、オレンジと黒のコントラストが綺麗!
歩き疲れてお腹もすいたので、近鉄奈良駅近くの東向商店街近くにある びっくりうどん屋さんへ。
ここの 「まほろばうどん」が絶品だった!
まほろば とは、 昔の言葉で、「素晴らしい、素敵なもの」を意味するそうな。
奈良に行くと、あちこちで まほろば〜と書いてあるのを目にするが、その度に情緒のある言葉やなぁと感じていた。
昔のものを大切にする奈良にピッタリな言葉やったんやな!
ちなみに奈良から近鉄で、京都と大阪へ行けちゃうのたが、2つは別々の方向。
だが、ホームは同じというワナ。
まんまと間違えてしまいました・・・🤣
奈良に来られる際はご注意を🙌 って、関西人なのにミスった人間が言っても説得力ないか(笑)