1年記念の旅行について その1
寒い。風が強すぎる。
マンション前の自転車が倒れていて、空気も抜けている。雪起こし風 とはいえ、強すぎじゃないの?と内心ジリジリ腹が立ってくる。
彼と付き合って1年が経った月には会うことができず、 約2ヶ月ぶりに会ったのが旅行の前日。
「これ、誕生日プレゼント」と
無造作に手渡された紙袋。
その中には、 烏龍茶と緑茶の茶葉が入っていました。
嬉しい!
毎日水筒にお茶を入れて、どこでも愛飲しているお茶好きにはたまりません。
早速、福建の鉄観音 烏龍茶を少し冷ましたお湯で入れてみました。
サントリーのペットボトル飲料のような濃い味ではなくて、優しい口当たり。そしてさりげなく、ほのかな甘みも!?
彼もこれは美味しいなと喜んでいました。
贈った方と贈られた方両方が楽しめるのはいい事ですな♪
翌日は朝から新幹線に飛び乗り、 山口県へ。
さくら は座席が広く、肘置き部が木製で温かみのある作り。
2時間なんてあっという間。
下関に着いたらレンタカーで秋吉台へ。
山口県自体が初めてで、秋吉台は中でもまず行ってみたかったところでした。
入口の洞窟がデカい!
水が綺麗! 小さな魚もいました。どこから上がって来たんだろう・・・。
人工のライトで順路を照らしてあったので難なく進めましたが、植物は殆ど見られません。
しかし、ライトの当たっているところには緑の葉っぱが!
思わず感動してしまいました。
真っ暗な穴の中とはいえ、人工でも 光さえ当たっていれば 植物は育つんですね・・・。
ははぁ、、、胸打たれます。
どんな絶望に苛まれても、少しの光さえあれば、生きていける。
人間でもそうなのでしょうか。 私にとっての光ってなんだろう。
暗闇の中で、 涙が出そうになりながら、ふと考えてしまいました・・・。
そして次は関門海峡に近い所へ。
岸の向こう側は九州。その間の海上には様々な大きさ、形のお船が行き交っていました。
海の近くの日常風景とはこういうものなんですね。
山と畑の中で育った自分にはとても新鮮でした。
そして夜はフグのコース料理!
こちらも楽しみで仕方なかったのです!
彼が予約を担当してくれていて、入店するなり着物を着た女将さんがこちらですどうぞ!と案内して下さいました。
超絶緊張・・・。
そんな格式高いお店、行ったことないわ・・・。
そして通されたのは、10人は収容できる宴会広場のような部屋。
女将さん「今回はお鍋もありますので、横並びにさせて頂きました🙇♀️」
とな!
なんたる贅沢!
恐縮過ぎて椅子から転げ落ちそうや🙆♂️🙆♂️
そして前菜を皮切りに次々と配膳されるお料理。
小松菜がシャキシャキしていてもう絶品!
茹で加減ちょうどよく素晴らしい腕前🙌
素人でも唸ってしまいます。
フグのしんじょう
刺身(てっさ)はなんと5.6人前?
全部で一体いくらなんだ!?
考えていては箸が止まっちゃうので、とにかく食べるのみ!
本物のお店の本物のフグ。
弾力があり、歯をしっかりと使って味わいました😌
美味しかった〜〜🙌
一夜干し は、自分で網焼きにする食べ方です。 表面が網にひっついて加減が難しかった!
フグの1本揚げ 身がふわふわです!
そして最後は てっちり。フグ鍋です。
お鍋の中に巨大なフグが3つも!
お出汁は薄め。フグから染み出た味を感じるように、とのことでしょうか。
いやぁ〜 美味しかったです。
するとここで配膳担当のお兄さんが登場。ご飯を入れ、卵を溶いて雑炊を作って下さいました!
「卵の固まり具合にとても神経を集中させるんです」
口調は優しくても目は真剣です。
何度も失敗し、叱られたそうな。
そんな彼の拵えた雑炊、 とても美味しかったです😌
優しい味がしました。
もうお腹いっぱい!
彼も満足気な表情でした。
帰りはお店の前で写真まで撮ってくださり、もう至れり尽くせり。
「次はお泊まりでいらしてくださいね」
と最後に女将が。
こんなお店で宿泊、一体いくらなんだ!?
と、これはまぁ詳しく調べないでおきましょう(笑)
あんなにフグを食べたのは生まれて初めてで、30歳にしていきなりの贅沢。なんかバチが当たりそう。
しかし、こんなに素敵なお店を選んで段取りしてくれた彼には有難い気持ちでいっぱいです。
翌日はまた別で記します(ノ*・ω・)ノ