またまた帰省
また帰っちゃいました。実家。
ホント田舎大好きやな、自分(笑)
今回は親の事情で。
母がいま勤めているところを来年1月で辞めるそう。
6年間ずっと体を酷使し長時間労働を続けた結果、腰痛に悩まされるようになったと言う。
介護の仕事はホント腰を痛める人が多い。
自分も現に、整骨院に頻繁に通っている。
幸い家から自転車で行ける所にあるため通いやすく、週2の至福の時間は、もはや趣味になりつつある。
部屋の中で母と2人で話す。
お互いマスク着用。
しかし寒い。
ストーブ2台、フル稼働なのに室温は8度。 息が白い。
話しながら、母が作ってくれた豚汁を食べる。
ごぼうが美味しい。
関西なので麹味噌だ。
他にもさつまいもご飯、かぼちゃの焼きチーズケーキ、大根葉のふりかけ も作ってくれた。
母のこれからの人生、これまでの人生について話し合う。
そして彼女はこの田舎でとあるプロジェクトを企んでいるそうだ。
挑戦に年齢は関係ない。
彼女のチャレンジを大いに応援したい気持ちになった。
外に出ると大根が干され、山から吹き下ろされる風に揺れていた。
畑で採れた大根たち。
数日間干した後、たくあん漬けにするそうだ。
その後、予め買っておいた 栗と柿の果樹を庭と畑に植えた。
ウチの実家には花や竹はたくさんあるのたが、果物が少ない。
果物を植えたいと以前から思っていて、寒い地域でも育つものを植えたかった。
ミカンやキンカンなどの柑橘類は寒さに弱く、上手く育たない。
その点 栗と柿はわりと寒さに強く、栽培もそれほど難しくない。
穴を掘って腐葉土や石灰を混ぜて入れ、株を植える。
そして裏山から鹿が降りてきて若芽を食べてしまうので、獣避けのネットを張る。
イノシシや猿も出没する。
山の中の家はまるで動物園のようだ。
桃栗三年柿八年。
さて、 アラフォーになる頃にはこの手で果実を収穫できるようになっているのか、なってたらいいな。
こうやって未来に希望を託す。
自分の自殺予防策。 大きな声では言えないが・・・。
しばらく話したあと、最寄り駅まで送ってもらい、電車で大阪に戻った。
ドアを閉める前、 母は小さく折りたたまれた封筒を私のカバンの中に急いで入れ込み、「頑張ってね」と言った。
中身は言わずもがな。
母のこのような行動。
胸を打つ。
彼女自身も生活が大変だと思うのに。その事を思うと、胸が痛む。
自分よりも他人のことを思うその気持ち、見習いたいと思った。
4つ折りの封筒は開封されずに、大阪の家の隅に保管している。
いつか母へ恩返しができるよう、今はひたすらコツコツ働き、お金を作ろう。 お金は人を裏切らない。
努力すればやってくるものだ。
明日からまた頑張ろう!
↓いまハマっている業務スーパーで売っているナツメ。
種ありでも無しでも美味しい。
中国の路上八百屋さんで食べた味を思い出す。生のなつめも歯ごたえがあり、小さなリンゴのような爽やかな味。
乾いたなつめも上品な甘さが癖になる。