ワクチン3回目接種と読んだ本。

今日は1日予定が何も無い日。

朝からコロナワクチンの集団接種へ。
駅から徒歩2分なのに、路上に案内係の人がいっぱいいて神待遇やなとタジタジ😂やっと3回目。安心です。腕痛いけど・・・。
1.2回目はファイザー、今回はモデルナ。
モデルナアームになりたくないよー！！泣

午後は自転車で淀川河川敷へ。

階段を登ったら視界が一気に開けた。
近所にこんなところあったんだ・・・。
散歩なんてしないので1年半住んでても気付かなかった。

お爺さんたちが凧揚げをしていて、なんともアナログな(叱られそう 笑)、でもそのほのぼのさに和みました。嬉しそうにニコニコして空を見上げていらっしゃったな。
普段電車乗っても道歩いてても、笑顔の人なんてほとんど見ないから、心が擦れてしまっていたのです。ちょっと泣きそうになった。

ベンチに座って図書館で借りてきた文庫本を読む。
水鳥が川の流れに抗ってる。おばあさんがサングラスして走ってる。
なんて平和なんだろう。
ウクライナの戦争報道に胸を痛め、泣き叫ぶ人たちを見てこちらも泣きそうになります。
本を読んで泣き、少し体が軽くなったしお腹もすいた。
夜は鶏すき焼きです。

よく動いたあとは、よく食べよ。そして何も考えずに眠れ。
小説の中のおばあさんもそう言ってたな。

「ニサッタ、ニサッタ/乃南アサ」

好きな本です。
512ページもあるから忙しない普段は手が出せないけど。
なんといっても主人公が自分とそっくり。
何をやっても上手くいかない。うだつの上がらない人生。自暴自棄になって人に当たっちゃうし、不器用だから世渡りも上手くないから騙されちゃう。
でも、彼の周りには常に助けてくれる人がいる。
どんなに底に落ちても、1人だーーと悲観しても、手を差し伸べてくれる人が現れる。
自分と重なる。重なりまくって、終盤、おばあさんのセリフに泣いてしまった。

生きてりゃいいんだよ。ってさ。
おばあさんは彼に言う。
「この足で、いくらでも歩けるじゃないか。体を失ったわけじゃないんだから。いまは休んで、また歩けばいい」

心が疲弊しているとき、人は周りを気遣うことが難しい。
自分の世話もままならないようなときは、とにかく休めばいい。
そう分かっていても、休めなかった。
職場の先輩たちから辛辣な言葉で叱られ、ハブにされて、傷ついた心をケアする方法を知らなかった。
いま、その場を離れて、だいぶん楽になった。
仕事で辛い状況になる度、この本を読んでいる気がする。

彼らは呼びかける。

生きてさえいればいいんだよ。と。

ウクライナとロシアが戦っているけど、 どちらの国の人も
死んでなんて欲しくない。
生きてさえいればどんなこともできる可能性があるから。
色々な事情はあるだろうけど。
早く平穏な日々に戻りますように。

平日の大阪は好きです。