5年ぶりの東京。
用事があり朝6時の新幹線で東京へ。
かつての職場へ顔を出すと、先輩方はまだ覚えてくださっていて嬉しかった☺️
何気に千代田区の近くで働けたこと、今でもいい思い出です。そこから生まれた関係もあります。
昔住んでいた家を見ると、半分空室だった。園芸店が無くなり駐車場に、鶏を飼っていた家の庭が自転車置き場に成り代わっていた。5年の間に世界も日本も変わってしまった。
虚無感に苛まれ、癒しを求めて府中の多磨霊園へ。
ここは東京で一番好きな場所。お墓が好きなんて言ったら笑われそうだけど、生きてる人がいないところって安心する。
広いし木が沢山植わっていて、恐らく東京で1番人がいない場所なんじゃないだろうか。特に平日は。
誰かも分からない墓前で立ち止まり、取り替えられたばかりであろう生き生きとした仏花を見ながら手を合わせる。
全身ガンで無くなった樹木希林さんが生前言っていた。
「人は最後みーんな死ぬのよ。だからさ、焦って自分で自分の命を無くしたりしないで、その時が来るまでのほほんと生きてて欲しいのサ。生きていてちょうだいよ。」
何かのテレビでの発言だが、画面の向こうで生きてて欲しいと言われて、胸がグッと苦しくなった。
何のために生きてるのか、苦しいことばかりなのにどうして早く死んだらダメなのか、考えても仕方ないのだから、勝手にこの命がおしまいになるまで、フラフラと生きていちゃおうかなとその時思った。たくさんのお墓の間を通り抜け、物凄い数の先祖たちから少しだけパワーをもらえた(気がするだけ)
最後は中国人だらけだとネットで話題の埼玉県にある 西川口駅へ。
やっぱり凄かった。駅の改札出たら中華の匂いがした(笑)
駅周りも中国料理の店ばかり。歩行者も外国人多し。楽しい。
結局、昼間でも空いてる店に入り蘭州ラーメンを食べた。
これまた7年前に中国で食べた味を思い出す。思い出があるのは幸福なことだなぁと、店員たちが仏頂面でニンニクの皮むきをする様を見ながら、しみじみ感じたのであります。
東京は少し遠く感じた。
まだ25歳くらいだった自分には刺激的で人の多さもそれほど負担ではなかったけど、特急が千歳烏山に止まるようになった京王線は当時より混雑度が増していたし、もうあれに乗って通勤なんてできないと思った。首都圏で働いている方は凄いですね😣 敬服します。
新たな繋がりをもたらし、安らげる場所を教え、社会の冷たさを痛感させてくれた東京。
「アンタを見てるとぶん殴りたくなるよ」と職場のおばちゃんに言われたのも東京にいるとき。関東風の人間関係の作り方に慣れなくて四苦八苦したのも今ではいい思い出。
関西と関東ではおばちゃんでも接し方が少し違う。
大阪のおばちゃんたちは調子こいても笑って「何してんねん！」と突っ込んでくれるけど、東京のおばさまたちは、懐に踏み込むような真似をすると容赦ない。入ってくんなと押し返される。
なかなか骨身に沁みた経験だったな。
帰りの新幹線で車窓を見ていて、お寺が見えなくなったあと突然田んぼが広がると、滋賀に入ったんだとすぐ分かります。笑
コロナ増えてる。怖いけど働こう。
頑張る！🤒+🤧=🦠
