アラサーバイ♂らむきーブログ

らむきー と申します。バイセクシュアルです。男の人も女の人も好き、ただどちらかと言うと男の人の方が好き。という 人間です。大阪在住。

北へ。小さな旅へ。

彼と長浜へ行ってきた。
滋賀県の北部に位置する長浜市には、大阪駅からJR1本で行けるのだが、昨年末のダイヤ改正で直通の本数が大幅に減ってしまった。
それまでは新快速が1時間に2本はあったのに、今では2時間に1本あるかないか。

運良くあったとしても、長浜より手前の駅止まりで、乗り換えないといけなくなる。

限られた新快速列車に乗ると、車内は超満員。
そのまま列車は京都を通過し滋賀へ。
普通、京都駅で乗客がごっそり減るのたが、この日は全然減らず。
一体みんな何処へ行くのだろう?
彼とどこで乗客減るかクイズをしていたのだが、なんと県中部の彦根駅についても全然乗っている。これは大誤算だ・・・。
次の米原駅で半数が降り、隣に停車中の北陸行き特急列車へ。
ほほう、みんな金沢へ行くのだな。

そして残りの半数は、なんと長浜駅で降りていった。
こんな北まで来るなんて、みんな物好きだなぁと思いながら、私たちは更に北へ。

福井との県境付近に位置する余呉駅で降車。

ここには余呉湖という小さな湖がある。釣り人には結構有名だそうで、ワカサギ釣りの聖地らしい。

もちろん私たちもそのワカサギを食べるためにやってきた。
実家暮らしの時から春になると車で食べに来ていたワカサギの天ぷらを今回もオーダー!
ついでに、お任せ定食を頼んだら、これまた結構豪華。

ワカサギの天ぷらの他に、きゃらぶき、琵琶湖産のエビと大豆を煮たエビ豆、鹿肉の燻製、鴨肉など、湖と山の幸が集結!

鹿肉は暫く噛んでいると食感がトロトロになってきた。
まるでマグロの刺身を食べているようだ。
燻してあるから香りも良く、燻製特有の風味を存分に味わった。






そのあと、湖のほとりを気ままにぶら歩いて、長浜駅へ。
駅の近くに豊公園という市民憩いの場がある。
城がそびえ立ち、春は梅や桜が咲き誇り、見事な景観が拝めるイチオシの観光スポットでもある。
自分を含め、滋賀県民(湖北地域)は悩み事があるとここへ来るようだ。
彦根出身の友人も同じことを行っていた。

当日はちょうど梅が咲いており、白や赤の可憐な花を眺めて癒されていた。

お次は長浜の一大観光スポット。
黒壁スクエアへ。








10年前に来た時は駅は地面と同じ高さで、人気は少なく、陰気な雰囲気に包まれていた。
黒壁はあったものの見事に寂れ、地元の人間しか歩かないしみったれた場所でしか無かったように記憶している。

しかし、今回再訪してみてびっくりした。
駅は高架化されており、ペデストリアンデッキが増設、しかもスーパーへ連結されているため直で行ける。

更に駅前には 「駅マチテラス」
という土産物屋やレストラン、観光案内所が入った複合施設が。
中でも琵琶湖の魚たちを集めて展示している水族館(小さな)がぶったまけた。
水槽の数も多いし、ナマズやタニシなど、かなり珍しい生き物も。

メインの黒壁スクエアは、観光客でごった返していた。
若者もかなり多く、みんな名物の 黒壁ソフトを食べていた。竹炭が練り込まれたそれは、チョコレートベースの味にプチプチとした竹炭の食感を味わえるスイーツである。

それ以外にも、商店街中で炭火焼きしていた 西京焼きの焼き鳥や、甘酒、ゴブラン焼き(長浜名物)、を買いまくり食べまくり。

メインロードから折れた小路には15年前に作られたという、日本一の万華鏡 も。
日本一については、「?」だったが、それなりに綺麗な万華鏡だった笑 ただ、ボロすぎ!
下から見上げていたから、老朽化した万華鏡が落ちてこないかヒヤヒヤものだった。

帰り際、長浜の つるやパンの名物、 サラダパンを購入。

中にはキャベツもツナも無く、
入ってるのは 刻んだ黄色いタクアン。
マヨネーズで和えられたそれが、コッペパンと絶妙に合うんだな。美味しい!
彼は めちゃくちゃバカにしていた。
笑ってんと食べてみろってんだ🙄

彼は今回も土産を持ってきてくれた。
背中を向けている猫が彼を連想させる。
自分で ひねくれ者 と豪語しているとおり、素直でない彼の後ろ姿とよく似ている。
素直では無いが、彼なりの優しさを感じることも多く、復縁後初の遠出デートということもあり、新鮮な気持ちで楽しめた。
行きも帰りも2時間、電車に乗っていたが、「寝るかもね〜」と行っていた彼は始終話し相手になってくれた。
仕事で疲れているはずなのに、こんな最果ての地まで一緒に付き添ってくれて、全くどんだけ優しいんだか。

そんな彼に感謝の気持ちをLINEで伝えたところ、照れた猫のスタンプが返ってきた。
まだ少しぎこちないところもあるが、気楽に付き合っていきたい。

次は桜かな。
何事も楽しく。



P.S.
ブックオフに入ったら読みたい本がありすぎて買いまくってしまった📕